統合的人生設計 Integrative Life Planning人生の4つの役割・6つの重要課題 L・サニー・ハンセン1997
情報化時代にキャリアカウンセリングはどう変わるべきか
人生の4つの役割 4つのL
- 労働(仕事) Lavor
- 愛 (家庭と子育て) Love
- 学習(公式および非公式教育) Learning
- 余暇(仕事以外に従事する活動)Leisure
ハンセンの言葉1997「私はキャリアプランニングや人生計画にパラダイムシフトが必要だとかんがえています。従来の特性因子理論は今後もなくなることはないでしょう。
しかし、国、世界レベルでも社会は激変を遂げているので、人生における複雑な選択や意思決定を支援する新しい方法を探さねばなりません。また、環境問題、人権、多元的な文化、暴力など 直面している問題は、キャラプランニングにも新しい基本的な考え方を求めています。
今後は自分の満足や生計のための個人的な職業選択だけに焦点を当てるのではなく、意味ある人生のため、つまり自分にも社会にも役に立つ仕事をするために一生に何度も選択をしていくということが重視されるようになるでしょう。」
パラダイムシフトを進める枠組み
- パターン 流動的にアプローチ -どういう仕上がりが期待できるかなどを知らなくても、何かをつくるための指標として使うことができるものを意味する。パターンはつくっていく中で浮かび上がってくるものなので、最終的にどうなるかわからないけれども、予測不可能なことを受け入れながら流動的にアプローチすること
- キャリアプランはらせん状に進む 予期しない出来事や好機、仕事以外に考慮すべき人生の他の分野などに左右される
- 人生における様々な役割を細分化してとらえるのではなく統合と全体性を目指すべき
「統合的人生設計」6つの重要課題
- グローバルな視点から仕事を探す
- 自分の人生を”有意義な全体”として織り上げる
- 家族と仕事を結びつける
- 多様性と包括性を重んじる
- 内面的な意義や人生の目的を探る
- 個人の転機と組織の改革に対処する
キルト(パッチワーク)のように、人生の役割のそれぞれが組み合わさり意味ある全体になるのです!